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好奇心探求 2025年1月活動報告 クラシックコンサート観賞

2025.07.01

好奇心探求倶楽部

好奇心探求 2025年1月活動報告 クラシックコンサート観賞

日時  :2025年1月某日
場所  :サントリーホール 大ホール
曲目  :ラヴェル「古風なメヌエット」
     エルガー「エニグマ変奏曲 Op. 36」
     サン・サーンス「交響曲第3番 ハ短調 Op. 78
     「オルガン付き」」
     アンコール曲 エルガー「威風堂々」
指揮  :北原幸男 氏
オルガン:石丸由佳 氏

今回の演奏曲である「古風なメヌエット」はラヴェルが20歳の学生の時のデビュー曲で、ピアノ独奏曲として作曲されました。作曲から30年以上たって、この曲を管弦楽版に編曲することを思い立ち、最後の管弦楽単独作品です。この曲はラヴェルにとって始まりであり終わりでもあるそうです。

メヌエットは17世紀から18世紀にかけて人気を博したダンス音楽です。3拍子の軽快なリズムが特徴で優雅な動きが求められる舞踏として宮廷でよく踊られていました。
ラヴェルのメヌエットはメヌエットらしい優雅な雰囲気というより、お洒落に表現されていて様々な音色を感じることができました。

3曲目はサン・サーンスの交響曲第3番 ハ短調 Op. 78 「オルガン付き」でした。
この楽曲はサン・サーンス自身の指揮で初演する際、敬愛するリストに捧げたいと伝えられ、とても喜んだリストですが、その初演から2か月後に亡くなってしまいます。そのため、出版譜には「リストの思い出のために」と献辞が記されているそうです。

サントリーホールのパイプオルガンは長さ7m重さ150㎏もあるパイプから、わずか1㎝10gのパイプまで、総数5898本の世界最大級のものです。
初代館長がA(ラ)の音を鳴らし開館宣言したそうです。
歴史あるオルガンの音色は重厚感があり壮麗な響きでした。