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伸縮目地とは?用途とおすすめ製品をご紹介!

2023.08.04

一見丈夫で固そうに見えるコンクリートでも、実は温度差で伸び縮みを繰り返す性質を持っています。
さまざまな原因から起こる伸び縮みによるヒビ割れを抑えるのが伸縮目地材です。

この記事では伸縮目地の用途とおすすめ製品をご紹介します。

伸縮目地はコンクリートを守るためのもの

伸縮目地とは?用途とおすすめ製品をご紹介!

多くの住宅では、駐車場や内壁などにコンクリートが使われています。
一見固そうに見えますが、じつは温度差で伸び縮みを繰り返しているのです。

コンクリートは打設時の水分が固まると抜け、温度差で伸び縮みを繰り返し、次第に小さなヒビ割れができはじめてしまうのです。

小さなヒビ割れを放っておくと、次第に大きくなってしまうこともあるでしょう。

特に広いコンクリート面では、多く割れてしまうことも考えられます。
こうした現象を抑えるのが伸縮目地です。

伸縮目地を使ってコンクリートを区切れば、ヒビ割れを抑えられます。
伸縮目地本体に発泡材を使用することで、伸び縮みするコンクリートの挙動をカバーし防げるのです。

伸縮目地のおすすめ商品3種類

伸縮目地はヒビ割れを防ぐ役割をもっています。
ここからは伸縮目地材を販売する白水興産がおすすめする伸縮目地材を3種類ご紹介します。

まず白水興産株式会社の乾式目地工法のメリットは以下の6つです。

  1. 置くだけで底目地が切れる簡単施工
  2. センターマークによりさらに直線的で美しい目地
  3. レベル調節も簡単 専用のピンにより作業もスムーズ
  4. カッターナイフで簡単に切断できます
  5. モルタル不要で手間のかかる揚重が減り現場も汚れません
  6. 施工性の向上により工期の短縮が図れます

当社の伸縮目地材をお使いいただければ、現場での工数を減らし、工期の短縮が期待できます。
深さの不十分な伸縮目地だったり、モルタルの掃除をしたりする手間は必要ありません。

以下では3種類の伸縮目地材をご紹介します。

1. 断熱・非断熱兼用「メジキング」

伸縮目地とは?用途とおすすめ製品をご紹介!

断熱材、非断熱材のどちらにも使えます。
断熱材がある場合には、台座の裏にあるブチルテープで張り付け、専用の固定ピンで固定してください。

断熱材がない場合には、ブチルテープで張り付けたあと、モルタルか吹付ウレタンで固定してください。
セットのパーツは、1本あたり固定ピン12個、レベルピン12本、直線ジョイント1個がついています。

25KGタイプは国土交通省が定めた規格をクリアした公共建築協会評価(適応)品です。

2. 外断熱タイプ「メジエース」

伸縮目地とは?用途とおすすめ製品をご紹介!

メジエースは当社が特許を取得しています。(特許 第3725792号)
外断熱タイプなので、専用のベースストッパーで固定するため、モルタルなどで固定する必要がありません。

セットのパーツは1本あたりベースストッパーが12個、レベルピンが12本、直線ジョイントが1個ついています。
オレンジ色の専用ベースストッパーで台座を固定するため、兼用タイプと比べ工数の短縮が図れます。

3. 湿式目地の施工には「アイランタイト」

伸縮目地とは?用途とおすすめ製品をご紹介!

アイランタイトはアンカータイプのPZ、PGに加え、付着層タイプのDZとDGの4種類があります。PZとDZはキャップに再生塩ビを使用し、地球環境に配慮した素材です。
PGとDGは国土交通省適応品です。

キャップには、合成EPTゴムをポリプロピレンに混ぜ、キャップの割れを低減する素材になっています。
4種類のセットのパーツは1本につき直線ジョイントが1本、中間脚が3個、クロス脚が1個ついています。

乾式目地と湿式目地の違いは工程に水分を含むかどうか

伸縮目地には大きく分けて2種類の方法があります。
1つめは乾式目地、2つめは湿式目地です。

両者の違いは固定に使う材料が乾いているか湿っているかです。
乾式目地の場合は、台座を取り付け、仕上がりに合わせて目地本体を固定し、キャップを取り付けます。

乾式工法は伸縮目地を取り付ける工程に水分を含むものがないため、乾燥を待つ必要がなく工期が短縮できる、水分を含むモルタルなどの重量物の省略がポイントです。

湿式目地の場合は本体の固定にモルタルを使います。
水分と混ぜて塗るため、乾燥を待たなければいけません。

伸縮目地はコンクリートを守ります

伸縮目地とは?用途とおすすめ製品をご紹介!

コンクリートは打設した時の圧で膨らみ、時間が経つとともに水分が抜けて縮むという伸縮性があります。

乾燥からできるヘアークラックとよばれるヒビを放っておくと、大きな地震などで圧が加わった際に大きな割れや欠けてしまい構造体を損ないかねません。
そうしたことを防ぐ役割を持つのが伸縮目地です。

伸縮目地を使ってコンクリートを区切れば、コンクリートの伸縮性をカバーしつつ、大きくヒビ割れる心配を減らせます。

白水興産の伸縮目地材は本体に発泡体を使用しているため、コンクリートの伸縮により馴染みます。
おすすめ商品として断熱・非断熱のどちらにも使える「メジキング」に加えて、モルタルなどで固める必要のない外断熱タイプ「メジエース」、湿式目地の「アイランタイト」をご紹介しました。

置くだけで簡単に底目地がカットできますし、カッターを使えば簡単に切れます。
施工性がアップすること間違いなしです。

白水興産では、伸縮目地材を提供しています。さまざまな納まりに対応できるよう、多くの種類をご用意しています。ぜひ検討してみてください。